取手キャンパスで過ごしていると、ヤギが歩いている風景が目に入ってくる。2020年に2頭のヤギ、ムギとエヒメが、2023年にたんぽぽがやってきた。藝大小沢剛研究室と、藝大生・教員有志・地域のみなさん・取手アートプロジェクトで連携しお世話をしている。ヤギの飼育を通して、ヒトのための特定の場所を持たず、様々なヒトや世代が集まり、多様な文化・分野の交わる場を醸成していく「透明なアーツセンター」を生み出すことを目指す。新たな作品が生まれたり、縁が生まれたり、癒しが生まれたりーーヤギは、たくさんの可能性を秘めている。